コチョウランのお手入れ
置き場所
窓辺の明るい場所が良いのですが、直射日光は避けて、レースのカーテン越しなどの工夫をして下さい。日が強すぎますと葉焼けしてしまいます。
1日に最低2〜3時間ほど日に当てますと、花が長持ちします。
長時間、空調などの風が当たりますと、花が萎んでしまいます。空調等を使用する時期には注意が必要です。
温度
15〜25℃が理想ですが、±5℃程であれば大丈夫です。尚、短時間であればこの範囲を超えても問題ありません。
家庭用温室フレーム等は、温度変化が激しいので注意が必要です。緩やかな温度変化になるように心がけて下さい。
冬期の夜間は、窓際などではなく、部屋の中央などの暖かい場所へ移動させて下さい。
灌水
これが一番難しいと思いますが、特性を考えていただければ、案外簡単です。
コチョウランは、木や岩に着生して、空中に根をはり、雨や霧などの少ない水分を有効に蓄え成長します。
このような条件を作るため、当園では、水苔に植え根の周りに隙間を設け、空気が通るようにして栽培しています。
水が多すぎては、この隙間が埋まってしまい空気が不足してしまいます。水を与えたら、乾いて水苔の間に隙間ができるまで待ちますが、水苔と鉢の間に隙間ができる程乾かしてはいけません。
目安として、控え目に、コップ1〜2杯程度です。
環境や季節によって乾き方が異なるので、7〜15日位を目安に観察しながら水を与えて下さい。
暖房や冷房で部屋が乾燥しているときは、午前中に花や葉に霧をかけると花が長持ちします。

当園以外では、植え込み材に「水苔」ではなく「バーク」と呼ばれる木のチップのような物を使用している事があります。この場合は、水を与える回数を増やしてください。これは、水苔のように水を蓄える性質が無い為です。
施肥
当園では水苔で栽培していますので、肥料は十分蓄えられています。
3ヶ月程は水だけで十分ですが、その後は、1ヶ月に一度、施肥して下さい。
肥料は市販の物で十分です。濃度や量については、ご使用の肥料の使用方法に従って下さい。
花後の管理
花がしぼんで枯れた後、枝が黄色くなっていなければ、しばらくして枝が伸びはじめ、3〜5輪ほどの花が咲きます。
また、枝を下から50cm程の節の上で切ると、節から枝が伸び始め、3〜4ヶ月で花が咲きます。
ただし、管理が十分でないと株に力が無く、咲かないことがあります。